南都

十輪院

山号 雨宝山

 十輪院は元興寺旧境内の南東隅に位置します。奈良時代の僧で書道の大家、朝野宿禰魚養(あさのすくね なかい)の開基といわれています。本堂(国宝・鎌倉時代)は軒や床が低く、当時の住宅を偲ばせる建造物です。十輪院の本堂の中には本尊である地蔵菩薩を中心にした 石仏龕(せきぶつがん ・重文・鎌倉時代) を祀ります。そこには釈迦如来、弥勒菩薩の諸仏のほか、十王、仁王、四天王や北斗曼荼羅の諸尊などが刻まれ、非常に珍しい 構成を見せています。   (門前解説板参照)
 十輪院は奈良町の中、世界遺産に指定されている元興寺の東にあり、元正天皇(715‐724)の勅願寺でもとは元興寺の一子院だったようです。寺宝として本堂(国宝 鎌倉時代前期)、本尊の石仏龕(重文 鎌倉時代)、南門(重要文化財 鎌倉時代初期)、十三重石塔(鎌倉時代)、不動明王二童子立像(重要文化財 平安時代初期)などがあります。

〒630-8312 奈良市十輪院町27

近鉄奈良駅より奈良町を通って、徒歩15分

JR奈良駅より奈良交通バス市内循環内回り11番のりば
 田中町バス停下車 北東へ徒歩3分

十輪院の写真と解説

境内の諸堂   庭園の石造・石塔