鬼子母神
  (雑司ヶ谷鬼子母神堂)

 まず初めに上の写真を見てください。 何か気づきませんか?鬼子母神(きしもじん(正)・きしぼじん)の鬼の上の点(角)がありません。こちらの鬼子母神は鬼ではなく羽衣・櫻洛をつけ、吉祥果を持ち幼児を抱いた優しい菩薩様のお姿をしていらっしゃる。

 次に左右の仁王像、どこかユウモラス?何でも、この二像は丈と幅が同寸といわれる珍しいお姿なんだそうです。

 その下にあるのが本堂の鬼子母神堂。1664年(寛文4年)の建立だという現在のお堂の正面には定番?の豪華な龍の彫刻なんかもあって、東京都指定有形文化財に指定されています。この本堂、裏にまわると妙見堂(ご本尊:妙見菩薩)がくっ付いていて、入り口前には鳥居が建っています。

以下順番に

◎ 法不動堂(のりふどうどう)
   本尊:金剛不動尊

◎ 武芳稲荷堂(たけよしいなりどう)
   本尊:倉稲魂命

◎ 駄菓子屋「上川口屋」
境内にある都内最古の駄菓子屋。
 魔除けに効果ありと言われている“すすきみみずく”はここで売っています。昔、夢枕に突然蝶(鬼子母神の化身)が現れ、“すすきみみずく”の作り方を教えて下さったとか。其の名ののとおり、ススキで作った藁人形のような小さなお守りです。

◎ 大銀杏
鬼子母神堂境内のご神木。東京都指定天然記念物。高さ約33m、みきの周囲は約11m、樹齢600年という神木、雄株の公孫樹(いちょう)です。

 

鬼子母神
梵名ハーリティー、音写した訶梨帝母(かりていも)とも言い各宗派で祀られています。
真言は オン・ドドマリ・ギャキティ・ソワカ。
種子は ウーン

 鬼子母神堂(きしもじんどう)は日蓮宗系威光山 法明寺(いこうさん ほうみょうじ)の飛地境内にある堂。
 1561年(永禄4年)に柳下若挟守の家臣、山村丹右衛門という人が現在の目白台の辺りで鬼子母神像を掘り出し東陽坊というところに祀ったのが始まり、1578年(天正6年・安土桃山時代)に『稲荷の森』と呼ばれていた現在地に社殿を建てたといいます。現在のお堂は、1664年(寛文4年)に松平安芸守の奥方が寄進しての建立。
 江戸三大鬼子母神の一つ。後の二つは、市川市中山の「正中山 法華経寺」と入谷の鬼子母神「真源寺」、入谷朝顔市で有名です。
〒171-0032
東京都豊島区雑司ヶ谷3-15-20
TEL:03-3982-8347

交通アクセス
都電荒川線「鬼子母神前」下車徒歩3分
東京地下鉄副都心線「雑司が谷駅」徒歩
JR池袋駅東口、JR目白駅より徒歩15分

 左の写真は、都電荒川線「鬼子母神前」駅からの参道にあるケヤキ並木、古いもので樹齢400年。東京都の天然記念物に指定されています。現在は4本を残すのみですが、新しく植樹もされていて、並木道の景観を残しています。

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