尺八・虚無僧・味噌・醤油の発祥の地

興国寺
(Kokokuji Temple)

 
 

鷲峰山 興国寺
(しゅうほうざん こうこくじ)

所在地 和歌山県日高郡由良町門前801
山号 鷲峰山(しゅうほうざん)
俗称 地元由良では開山(かいさん)という名で親しまれている。
宗派 臨済宗妙心寺派
本尊 釈迦如来
創建 貞元年(1227年)
開基 葛山五郎景倫(かつらやまかげとも=高野山金剛三昧院の僧、願性)
開山 心地覚心(しんちかくしん。1207〜1298)。亀山法皇より「法燈禅師」号。後醍醐天皇よりの勅諡(ちょくし)は法燈円明(ほっとうえんみょう)国師。
鎌倉幕府三代将軍・源実朝の菩提寺

札所  紀伊之国十三仏霊場第8番本尊 帆柱観世音菩薩
国指定重要文化財
       木造法燈国師坐像(鎌倉時代)
       絹本著色法燈国師像(鎌倉時代)
       紙本墨書誓度院規式(鎌倉時代)
和歌山県指定無形民俗文化財
 興国寺の燈籠焼(興国寺燈籠焼保存会)
国指定天然記念物 門前の大岩

縁起
葛山五郎景倫(かずらやまかげとも、高野山金剛三昧院の僧、出家後の名は願性(がんしょう))が鎌倉三代将軍源実朝の菩提を弔うため安貞元年(1227年)真言宗西方寺として創建。
正嘉2年(1258年)心地覚心(法燈国師・ほっとうこくし)が宗旨を禅宗に改めると、「関南第一禅林」として栄え、多くの高名な僧を輩出した。永仁6年(1298年)に覚心が示寂、その後、後醍醐天皇より)国師号を授かる。興国元年(1340年)に後村上天皇から興国寺の寺号を賜ったと伝えられる。
 天正13年(1585年)の織田信長の兵火(羽柴秀吉の紀州攻め)で堂塔の大半を失うが、慶長(けいちょう)年間(1596〜1615)領主の紀州藩浅野幸長が復興、以後浅野家・徳川家代々の藩主の庇護を受ける。
 普化尺八の本寺(普化宗《ふけしゅう》発祥の寺)、「尺八」「虚無僧(こむそう)」「径山寺(きんざんじ)味噌・金山寺味噌」「醤油」のわが国発祥の地として知られている。
年中行事
 1月第2月曜(成人の日) 天狗祭り
 5月 花祭り(お釈迦様のご生誕を祝うお祭り)
 8月15日夜 火祭り(灯籠焼き・孟蘭盆会)
         県指定無形民族文化財
 10月13日 開山忌法要

交通
和歌山県日高郡由良町門前801
JRきのくに線紀伊由良駅から約1km、中紀バスかタクシー利用可

興国寺写真

興国寺参道
由良守応墓石(解説 )
龍王社 (解説 )
参道無縁塚
興国寺中門と扁額
興国寺本堂(法堂)
本堂扁額
興国寺庫院
天狗堂
天狗
天狗命根石
慧日大姉塔
慧日観音像
手水場の龍王
興国寺鎮守
火祭り(灯籠焼き)

   

興国寺写真解説

興国寺参道 参道も含め広い境内は手入れが行き届いている。
由良守応の墓 幕末の志士として活躍した由良守応(ゆら もりまさ)は門前村出身の陸上交通の先駆者。明治の文明開化の頃、東京で二階建乗合馬車の営業などをしたそうだ。( 解説板写真参照)
龍王社 八大龍王を祀る。例大祭 12月第一酉の日
(解説板写真参照)
興国寺中門と扁額 扁額は山号 「鷲峰山(しゅうほうざん)」
興国寺本堂(法堂) 本尊 釈迦如来の他に弁才天を祀る
本堂扁額 扁額は「関南第一襌林」
興国寺天狗堂 昭和48年建立。毎年1月の第2月曜(成人の日)に天狗祭りを開催。
天狗命根石 海亀の甲羅のようですが・・・
「地球創成期の頃地核の噴出による火山岩から出来た世界最大の大きさを誇る貴石です。
中には数億年も前の水が溜まっています。
この石をなでながら願い事をとなえ天狗様にお願いすれば必ずかなえられる大変霊験あらたかな命根石です。」
(解説板より)
慧日大姉塔 慧日大姉塔は法燈円明(ほっとうえんみょう)国師の母 の供養塔。もとは少し離れた別の地にあった。信州より母をこの地に迎えるも一年後に死別。法燈国師は母の住んだ庵を修善寺という寺とし、側に供養塔を建てた。慧日大姉は母公の法号。国師は遷移化滅(せんいけめつ)までの31年間毎日素足でこの墓に参られたと言う。

「ははよはは ははをたたえん ははのてら わしのみやまに ははをたたえん」と解説板にあるが法燈国師作とは書かれていない。わしのみやまというのは山号の鷲峰山のこと。

手水場の龍王像? 境内の池の前に立つ。口から水を噴出す龍を肩に乗せ得意そうな顔がユーモラスだ。龍神なのだろうか。
興国寺鎮守 境内の一番高いところに祀られている(左)熊野三所大権現(観音菩薩) (右)稲荷。2社を祀るので鳥居も 二重になっている。
火祭り(灯籠焼き) お盆(8月15日の夜)に行われる興国寺の四大祭の一つ。県指定無形民族文化財
   

西国33観音・四国88ヶ所巡拝

 

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