恐山菩提寺

寺 名   恐山菩提寺

本 尊  延命地蔵菩薩

開 基  慈覚大師円仁

本 坊  曹洞宗円通寺

開山時期
毎年5月1日〜10月31日
開門時間
午前6時〜午後6時
(大祭典・秋祭典期間は別設)
恐山事務所
電話0175−22−3825

 

 日本三大霊山(恐山、高野山、比叡山)、日本三大霊場(恐山、白山、立山)、日本三大霊地(恐山、立山、川原毛)の一つで、862年に慈覚大師円仁 が開山したと言われています。今から約1200年前、円仁が唐の五台山で 修行中のある夜、一人の聖者が夢枕に立ち「汝、国に帰り、東方行程30余日の所に行けば霊峰がある。そこに地蔵尊一体を刻み、その地に仏道を広めよ。」と告げ、そのお告げに従い帰国して諸国を行脚したところ、ついに夢のお告げと符合する地、この恐山にたどり着いたと言われています。大師はここで地蔵尊一体を刻み、地蔵経を収め、今日の恐山信仰のもとを開きました。 

 「恐山」と呼ばれる由来は、諸説あるようですが、ひとつは、このあたりの山中で修業をしていた慈覚大師が、飛んできた一羽の鵜によって導かれ、蓮華八葉と呼ばれる外輪山に囲まれひっそりと三途川へその湖水を流し込む湖を発見した。大師は湖を「宇曽利湖(うそりこ)」と名付け、それで「ウソレヤマ」と呼ぶようになり、のちに転じて「恐山」となったという説。他の説としては、青森県によくあるアイヌ語由来説。アイヌ語の「ウッショロ(湾)」とか「ウサツオロヌブリ(灰の多く降る山)」から来ているというものです。

 恐山が死者の魂が集まる山とされるようになったのは、戦後マスコミが「死霊の山」といったイメージを煽るようになったからで、もともとは下北地方には、現世利益を願う「地蔵講」という習わしがあり、季節ごとに恐山に詣でて地蔵菩薩に大漁や五穀豊穣、家内安全、無病息災といった御利益を願ったのです。

 

大祭典 毎年7月20日〜24日

 毎年7月22日には古式ゆかしい上山式が行われ、7月22〜24日は大般若祈祷、7月20〜24日には大施餓鬼法要が行われます。 恐山は霊場として、人の死後霊魂がここに常住すると信じられ、期間中はイタコ口寄せが行われ今は亡き人の声に涙する光景が見られます。

秋祭典 毎年10月体育の日を最終日とする土、日、月の3日間

 期間:10月、体育の日を最終日とする土、日、月の3日間。恐山の秋祭りは、秋詣り(御礼詣り)といわれ、大施餓鬼法要、大般若祈祷が行われます。また、イタコ口寄せが行われるのもこの時です。

イタコ

 毎年7月20日〜24日に行われる恐山大祭には、たくさんのイタコが店を開きます。このイタコがたくさん集まるようになったのもそんなに古いことではなく、昭和30年代からだそうです。現在もイタコは県内各地に健在ですが、その数は年々減り、現在は十数名しかいません。イタコとは苦しい修行を経て、亡き人の言葉を伝えたり、占い・予言を行うなど特別な能力を身につけた人のことを指し、そのほとんどが、生まれながらか幼くして盲目・半盲目になってしまった女性で、生活の糧のために師匠のイタコへ弟子入り をするといいます。現在、後継者がほとんどないそうです。

口寄せ

 「仏降ろし」・・・先祖の霊や死んでしまった友人、知人、肉親など死者の世界 (あの世)と現世(この世)に生きる人の仲立ちとなって、今は亡き人の意志を 伝達する 。

 「神降ろし」・・・神の言葉や意志を語るもの、 占い・予言のようなもの。

  恐山 写真と解説