青岸渡寺 西国三十三ヶ所観音霊場 第1番札所
   

西国33ヶ所観音霊場 第1番

那智山青岸渡寺
なちさん せいがんとじ

天台宗
開基 裸形上人(らぎょうしょうにん)
開創 仁徳天皇時代(4世紀)
本尊 如意輪観世音菩薩
秘仏 節分(2月)開山祭(4月)お盆(8月)に開扉
御真言  おん ばらだ はん どめい うん

御詠歌 陀洛や 岸うつ波は 三熊野の 那智のお山に ひびく滝津瀬

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」 2004年(平成16年)7月に登録される。

〒649-5301
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
TEL 0735-55-0001
FAX 0735-55-0757
納経時間  午前4時〜午後4時30分
宿坊 尊勝院 0735-55-0331
尊勝院は、かつて天皇や皇族の熊野詣での宿泊所だったところ。

交通アクセス  JRきのくに線勝浦駅もしくは那智駅よりバス
熊野交通バス勝浦営業所 0735-52-0028
バス 勝浦駅⇔那智駅⇔大門坂⇔滝前⇔那智山神社お寺前
 

年中行事
1月1日〜7日 修正会
2月3日 豆まき大法会
3月彼岸1週間 大法会
4月 開山祭献茶法要
8月17日 お盆精霊追善大法要
9月彼岸1週間 大法会
11月 大黒天七福神大法会

西国33ヶ所観音霊場一覧

札所番号 寺院名
第 1番  青岸渡寺
第 2番  紀三井寺
第 3番  粉河寺
第 4番  施福寺
第 5番  葛井寺
第 6番  南法華寺(壷阪寺)
第 7番  龍蓋寺(岡寺)
第 8番  長谷寺
第 9番  南円堂
第10番  三室戸寺
第11番  上醍醐准胝堂
第12番  正法寺
第13番  石山寺
第14番  園城寺(三井寺)
第15番  今熊野観音寺
第16番  清水寺
第17番  六波羅蜜寺
第18番  頂法寺(六角堂)
第19番  行願寺(革堂)
第20番  善峰寺
第21番  穴太寺
第22番  総持寺
第23番  勝尾寺
第24番  中山寺
第25番  播州−清水寺
第26番  一乗寺
第27番  円教寺
第28番  成相寺
第29番  松尾寺
第30番  宝厳寺(竹生島)
第31番  長命寺
第32番  観音正寺
第33番  華厳寺
番外    法起院
番外    元慶寺
番外    菩提寺(花山院)

   
青岸渡寺縁起
 当山は仁徳帝の頃(313-319)、印度より裸形上人が熊野の浦に漂着、現在の堂の地に庵を結んだのが始まりと伝えられている。
 その後、推古帝(593-628)の時、大和より生仏上人(しょうぶつ)が来山し、玉椿の大木をもって、現在の本尊(御丈約4m)を彫り、裸形上人感得の観世音菩薩を胸仏として納め安置す。のち推古帝の勅願寺となり、那智霊場の中心として熊野信仰を育んできた。従って、ご本尊如意輪観世音菩薩の霊験を受けんとして、日夜礼拝修行する者その数を知らず、又、天皇上皇の尊崇も深く、殊に平安時代、人皇65代花山上皇が滝の上の山中に庵を造り、3ヶ年ご修行の後、当山より西国三十三ヶ所観音霊場巡拝の旅に出られた。当時より長きに亘り巡拝の寺として親しまれている。当山は、古くより那智山如意輪堂と称していたが明治の神仏分離によってその形態が変り以来、青岸渡寺(せいがんとじ)と称するようになった。
 現在の建物は1590年(天正18年)豊臣秀吉公が発願再建されたもので、桃山時代様式の建物として、南紀唯一の重要文化財である。
 (青岸渡寺境内立て看板参照)

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 現在の感覚では理解し辛いのですが、もともと那智山如意輪堂(青岸渡寺)は、那智権現を構成する中核部分でした。那智権現の主神・牟須美神(ふすみのかみ)の本地仏は千手観音、飛瀧権現(ひろうごんげん・那智の滝)大己貴命(おおなむちのみこと・大国主命)の本地仏も千手観音で大滝近くには千手堂が建っていたそうです。那智山如意輪堂(青岸渡寺)は、那智権現(熊野那智神社)山内の堂塔や社殿の修理のために勧進を行う本願所、那智の七本願の一つとして熊野三山の栄衰とともに隆盛を誇ります。那智権現は最盛期には青岸渡寺や補陀洛山寺など7寺36坊、熊野修験道の一大本拠地でした。
 安土桃山時代、織田信長の兵火にかかりますが、豊臣秀吉により現在の本堂が再建されています。
 明治時代の神仏分離廃仏毀釈により、熊野三山の、熊野本宮大社、熊野速玉大社では仏教関連施設は全て破壊されてしまいますが、熊野那智大社の如意輪堂だけが難を逃れます。1871年(明治4年)に「熊野那智神社」が成立し、仏像はふもとの補陀洛山寺に運び込まれ、如意輪堂は空堂、補陀洛山寺は物置きとなっていたようです。
 1874年(明治7年)、天台宗の寺院、青岸渡寺として復興されます。

世界遺産 「紀伊山地の霊場と参詣道」登録資産「霊場 熊野三山(くまのさんざん)」の一つ。
 青岸渡寺や補陀洛山寺は、「熊野那智大社」と一体となって発展してきた寺院であり、神仏習合の形態をよく保っているということで、建造物ではなくそこに伝わる文化・歴史の遺産として世界文化遺産に登録されました。
青岸渡寺境内諸堂解説

青岸渡寺参道口
世界平和観音堂
青岸渡寺梵鐘
青岸渡寺御詠歌碑
本堂(如意輪堂)
水子堂
如法堂(大黒堂)
阿弥陀堂
尊勝院
三重塔

 上記の他に山門(昭和8年再建・金剛力士像は運慶作1213年)、写経蔵、滝宝殿(宝物館)、青岸渡寺信徒会館などがある。
 
番外 元慶寺

第1番 青岸渡寺

第2番 紀三井寺
 

西国33観音解説

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