浄土真宗(真宗)

 

 鎌倉(かまくら)時代に、浄土宗から分かれた。親鸞が師の法然の教えをいっそうわかりやすく説いたもの。真宗。一向(いつこう)宗。門徒宗。現在十派に分かれる。

 浄土宗と同じ浄土三部経を所依とし、阿弥陀如来の他力本願の信によって往生成仏を期する。南無阿弥陀仏の称名念仏は仏恩報謝の行であるとする。浄土真宗の浄土とは、仏や菩薩の住む 安らかな国土を指す。浄土の数は210億もあるといわれ、数ある浄土のうち、日本の浄土真宗は、特に阿弥陀仏が住むという西方浄土(すなわち極楽浄土)に往生することを願うものである。 浄土真宗とは往生浄土の真実の宗旨という意味で、阿弥陀仏の願力によって、いかなる者も救われる法であり、そのために、阿弥陀仏の名号を称える。

 

「教行信證」親鸞著 「教」は無量寿経、「行」は南無阿弥陀仏、「信」は信心、「證」は滅度(仏者の死)のこと。真実の教えである無量寿経に説き示された南無阿弥陀仏の名号(なのり)を称える ことにより、浄土に往生し、滅度の仏果を証することができる。
「歎異抄」 ・・・

 

 浄土真宗と真宗

 明治4年(1871年) 「一向宗」として認可
 明治5年(1872年) 「真宗」を公的な名称として認可
 明治9年(1876年) 興正派が本願寺から独立
 明治10年(1877年) 各派が別立するに際し、西本願寺は浄土真宗本願寺派と称す。
 明治14年(1881年) 西本願寺派は「真宗本願寺派」、東本願寺派は「真宗大谷派」と称す。

 昭和21年(1946年)、西が「浄土真宗本願寺派」と呼称するようになり、本願寺派以外は「真宗〇〇派」と称することになる。 (ということですが、お寺さんによってばらばらのようです。)

大師号について

 明治9年、真宗の有力宗派にたいして太政官より親鸞に見真大師の諡号がおくられ、以後国策にそい戦争協力をすすめる。平成13年、教団の戦争責任を認め、国策に追従した歴史を反省し、7月1日より大師号の使用を見合わせる事を決定。「朝廷の弾圧に屈せず信心を貫いた宗祖親鸞聖人をしのぶのに、歴代朝廷が高僧に与えてきた大師号はふさわしくない。」 (大谷派

 

浄土真宗十派

開基

本山

所在地

備考
本願寺派

覚如上人

西本願寺 京都市下京区堀川通花屋町下ル 寺院数約1万
真宗大谷派 覚如上人 東本願寺 京都市下京区烏丸通七条上ル常葉町  寺院数約9千
興生派 真仏上人「第2世」 興生寺 京都市下京区醒井ノ通七条上ル   
仏光派 源海上人 仏光寺 京都市下京区高倉通仏光寺下ル
高田派 真仏上人 専修寺 三重県津市一身田2819番地 栃木県高田の専修寺は親鸞 上人建立の唯一の寺
木辺派 錦織寺 滋賀県野洲郡中主町
三門徒派 専照寺 福井市豊町66番地
出雲路派 毫摂寺 福井県武生市清水頭町第2号9番地
山元派 證誠寺 福井市鯖江市横越町第13号43番地
誠照寺派 誠照寺 福井県鯖江市下深江町134番地

 

上記以外の紹介寺院一覧
向原寺(豊浦寺跡) 日本最初の寺。浄土真宗西本願寺派 奈良県明日香村
専修寺 浄土真宗根本道場(高田派) 栃木県
善徳寺 大谷派 (城端別院) 城端(富山県)
大垣別院開闡寺 大谷派 大垣市
岐阜別院 大谷派 岐阜市

 

親鸞 日本佛教十三宗 紹介寺院一覧