十王(十三王)と十三仏

 七七日(49日)までを中陰(ちゅういん・この世とあの世の境目の世界)といい、昔のインドでは、この日を境に生まれ変わることになっていたそうな。七佛だけでよかったわけです。残念ながら ?、中国へわたると審判制度が導入され、道教の偉いさんが十王さまが審判を下すのに3年はかかるといいだしました。これが、日本に渡ると密教系の仏さんが 新たに仲間にお加わりになったのでさあ大変。死んで成仏するものか?三十三回忌には、虚空蔵菩薩さんが何とかしてくださるので、それまでは供養をするように。うーん、お父さんお母さんご免なさい。そのころには私も成仏してます。やはり、子孫にたよらず自ら即身成仏するしかないか?
 といううとこらが、十三仏成り立ちの縁起講釈です。

 七七日(49日)の泰山王(たいざんおう)までの中陰の間は生前中の行いを審判し ます。死ぬと、六道のうちのどこかへ行くことになっているのですが、地獄へ行くのか極楽へ行くのかは遅くても七七日(49日)には判定が確定するそうです。百ヶ日 からの審判は地獄や餓鬼道に落ちた人の、再審査制度だそうです。地獄で後悔や反省をしてもこれはもう手遅れで、後はもう現世にいる人間がどれだけ供養をしてくれるのかにかかっています。 六道というのは、地獄・餓鬼・畜生・阿修羅・人道・天道。六道ついて書き出すと長くなりそうなのでまた別の機会に。

 十三仏(本地仏)は浄土へ導いてくださる導師です。 が、実は審判を下すのはこの仏様で十三王にお姿を変えて冥界に来ていらっしゃる。ご自身のお気に入りの方だけを浄土へと導いてくださる。どうせご機嫌取りにお参りをするのなら、 最初の審判を下すお不動さんのご機嫌をお伺いしておくと死んだらすぐに極楽へ行けるはず。ちなみに、閻魔大王(地蔵菩薩)は五七日(35日)を司どります。

 注 供養忌日は、初七日(しょなぬか)、二七日(ふたなぬか)、三七日(みなぬか)と読みます。
二七日(ふたなぬか)は2週間(2X7日)、三七日(みなぬか)は3週間(3X7日)。

供養忌日

十王名
(冥土の十王+冥界をつかさどる三王)

本地仏(忌日の守護仏)

初七日 秦広王(しんこうおう) 不動明王
二七日 初江王(しょこうおう) 釈迦如来
三七日 宋帝王(そうたいおう) 文殊菩薩
四七日 五官王(ごかんおう) 普賢菩薩
五七日(35日) 閻魔王(えんまおう) 地蔵菩薩
六七日 変成王(へんじょうおう) 弥勒菩薩
七七日(49日) 泰山王(たいざんおう) 薬師如来
百ヶ日 平等王(びょうどうおう) 観世音菩薩
一周忌 都市王(としおう) 勢至菩薩
三回忌 五道転輪王(ごどうてんりんおう ) 阿弥陀如来
七回忌 ・ 下記参照 阿閦如来
十三回忌 ・ 下記参照 大日如来
三十三回忌 ・ 下記参照 虚空蔵菩薩
  七回忌 十三回忌 三十三回忌

A 説

蓮華王(れんげおう) 慈恩王(じおんおう) 祇園王(ぎおんおう)

B 説

蓮上王(れんじょう) 抜苦王(ばっくおう) 慈恩王(じおんおう)

C 説

蓮華王 祇園王 法界王
 七回忌 以降の冥界の王の名前なのですが、いろいろ諸説があるようです。詳しくは、これからの課題ということでお許し下さい。とりあえず、ゲゲゲの鬼太ちゃんに電話をしたところ、先日冥界に行って十三王に会ってきたとのこと。地獄の十三王の頂点に立つのが閻魔大王。五官王と宋帝王は副官で、五官王は鬼太ちゃんのお友達だそうです。残りの十王の名前を挙げてもらったところ、慈恩王・蓮華王・平等王・初江王・秦広王・泰山王・変生王・都市王・祇園王・五道転輪王がいらっしゃったそうです。自分の死ということを考えたことの無い鬼太ちゃんは、どの王が何回忌を担当しているかまでは気にしていなかったようです。ということで、A説の蓮華王・慈恩王・祇園王の組み合わせが今の冥界の王ということになります。
 鬼太ちゃんのお会いした十三王のお姿はこちらのサイト(2009・03現在)でご紹介されています。
 「不動釈迦文殊普賢地蔵」と十三の仏の名前の頭の部分のみ節を付けて13回繰り返すと、初七日から33回忌までの追善供養を一度にできるという民俗信仰があるそうです。また追善供養といえば、一年間で13回の法要が行えるように、初七日から三十三回忌までの逆修日というのが決まってい ます。

(C) B.E2552/03/16/作成 bukkyo.net

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